布沢棚田の活動を応援してください!
2024.11.21 山形県天童市の棚田を視察しました 詳しく見る>
2024.11.17 ふくしま棚田フェアに出展しました 詳しく見る> |
福島東和の布沢棚田についての概要です。
福島県二本松市の旧東和町。県道62号線「長沢」バス停の先に位置します。長沢の脇道から谷筋に1kmほど長細く続く棚田。布沢集落には面積約14ha の急傾斜に大小155枚の棚田と畑のある里山です。(指定棚田は8ha)入り口で天女が出迎えてくれます。 棚田にはビオトープなどがあり、ここに暮らす棚田の守り人たちが棚田を大切にしています。
所在地 | 福島県二本松市太田字布沢 |
枚数 | 107枚 |
耕作面積 | 14ha |
耕作率 | 100% |
標高範囲 | 300m |
平均範囲 | 1/18 |
法面の構造 | 土坡 |
開発起源 | 江戸時代 |
指定棚田は、令和3年度から「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」の名の下に、農林水産省が、棚田地域の振興に関する取組を積極的に評価したものです。棚田地域の活性化や、棚田の多面的な機能について、理解・協力の促進を目的としています。
下記条件を満たした田んぼとして令和4年に布沢の棚田が認定を受けています。
●積極的な維持・保全の取組がなされ、今後もその取組が継続される見込みがあること ●原則として、勾配が 20 分の1以上の一団の棚田が1ha 以上あること ●棚田を含む地域の振興に係る取組に多様な主体・多世代が参加していること また、次の項目のいずれかに関する取組が優れた棚田であること ●農産物の供給の促進 ●国土の保全、水源の涵養 ●自然環境の保全 ●良好な景観の形成 ●伝統文化の継承 ●棚田を核とした地域の振興
※農林水産省HPより一部転載
里山の湧水が棚田を潤し、タニシ、ドジョウ、ゲンゴロウなど多様な生き物が生息し、絶滅 危惧種の貴重な水草も生え、トンボもギンヤンマやイトトンボなど10種類以上のトンボに出 会うことができます。 棚田の真ん中に位置する「ぬのさわビオトープ」には7月初めにホタルが飛び交い、生き物 観察とホタル観察会を開いています。
布沢には天女の羽衣伝説から天明の飢饉にまつわる説話まで、歴史を織り込んだ教科書には載らない伝承や逸話が残っています。地元の人々に語り継がれたそれらの文化遺産を発掘し継承しています。
布沢集落・布沢の環境を守る会メンバー
企業チーム 災害復旧支援
鎌倉市八戸の会 竹の伐採ボランティア
「いい里・いい米・いい仲間」を合言葉に集落の協同の力が豊かな景観を維持し、支え合いながら農の営みを育んできました。未来の子どもたちにつないでいく貴重な文化遺産を自負し、今後も活動を継続していきます。いつでも仲間になってください。そして、どうぞ応援してください。
みらいろチャンネルさんがドローンで棚田の様子を撮影してくれました。苗が青々と育って美しい時に撮っていただきました。棚田の全景がよく分かります。
※みらいろチャンネルより
伝説の天女の羽衣を纏った、布沢の棚田の天女のキャラクター「ぬ〜にょ」です。衣服は棚田でできており、頬はふくふくしい。芸術祭などの宣伝活動でウォーキングをしたり、吉祥天らしく楽器を弾いたり歌ったり踊ったり。Instagramの投稿なども担当しています。2021年より活躍中です。